今年の那覇大綱挽まつりは珍しく三日間通して好天に恵まれ、全日程が滞りなく終える事が出来ました。初日の8日には市民演芸・民俗伝統芸能パレードが行われましたが、真和志小学校は20年以上に亘り出演しています。この2年間は天候不良のため中止などがあり3年ぶりの出演となりました。
演舞は6年生のエイサーと父親の会の旗頭が登場します。子どもたちのエイサーは先生方が演舞指導をして頂きとても助かっています。父親の会の旗頭は3年ぶりの演舞になるため、先生もお父さんも初めての方がけっこういて、不安もありましたが練習の成果で全員がしっかり旗頭の持ち手として役割をこなすことが出来ました。国際通りでの4度の演舞には多くの見物客がいて、その応援の元、楽しくパレードを終える事が出来ました。打ち上げのビールも美味しく、ちゅふぁらうさがりました。
近所のスーパーに行くと、中から出てきた小学生の男の子が、私に向かって立ち止まり頭を少し下げながら何か言いたげにしています。近づいて「んっ何かな?」と、問い返すと「ぼそぼそ、ぼそぼそ」と小声の為、何を言っているのか聞きとれず、逆に質問をしました「真和志小ですか?」「はい」「何年生?」「6年です」私ははっと気がついて、もしかして私が真和志小で会長している頃の子で“前のPTA会長でしょ?”と、言っているとのかな?思い私は満面の笑顔で「おじさんがPTA会長していたこと憶えているの?」と聞くと首をかしげ、顔を横に振り憶えていないと、言われちょっとガックリ…。
気を取り直し「何かおじさんにお話があったのかな?」するとこの子が、やっとハッキリとした声で「この間のエイサーの時はありがとうございました」と言うではないですか、そこでやっと話しがかみ合い、パレードの時の6年生で父親の会が旗頭や、太鼓の搬入、片付けなどを行っていた事へのお礼をしていたのです。この子は偉いなーと思いました。小学生が大人に話しかけてお礼を言うなんて、なかなかいませんよ。いい躾と教育がなされていますね、ホントに感心しました。
「エイサー頑張りましたね、楽しかったね、こちらこそありがとうねございました」と言って別れました。
これは早速校長先生に報告しなければと考えましたが、名前とクラスを聞くのを忘れたことに気が付き、しまったと思いましたが、でも心はホンワカです。今から来年のパレードが待ち遠しくなりました!