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第7回 ペットと妹

我が大山家には子どもが3名おりまして、長男30歳 長女26歳 そして次女16歳です。その次女が生まれる少し前の話しです。

ペットのイラスト

長男中学生、長女が小学生の頃でしたが、この二人が無類の動物好きで、テレビの動物番組を録画して何度も繰り返し視聴したり、ペットショップへ行くと犬猫を見ては、その場に釘付けで眺めていたり、図書館で動物図鑑を借りて来ては犬の種類を全暗記するほど観賞していたり、ありとあらゆる動物モノの情報をかき集めるのが日課で日毎ペットへの思いを募らせながら過ごしていました。
そして、事あるごとに、「犬飼いた~い」「猫飼いた~い」「鳥でも良い~」「ペット欲しいよう~」の叫びが我が家に響き渡る日々でした。


さてさて、それから月日は流れ、なんと我が家に待望の赤ちゃんを授かりました。長男中学2年生、長女小学4年生です、平成11年10月霜降りの季節、朝6時過ぎ体重3428グラム、身長50センチ、玉のような宝石のような天使のようなお目々ぱっちりのカワイイ女の子、次女の誕生です。
10年ぶりの赤ちゃん誕生に家族全員が喜び、はしゃぎ回りました。長男は産婦人科で「カワイイ~カワイイ~」を連発しながらカチャーシーを踊って喜びを爆発させておどけています、それを見た周りの人は、お兄ちゃんとっても喜んでいるねーと微笑んでいます。賑やかな家が赤ちゃん誕生でさらに賑やかになりました。

赤ちゃんのイラスト

そして数ヵ月過ぎた頃、赤ちゃんが生まれる前まではお兄ちゃんとお姉ちゃんが毎日のように「犬飼いた~い」「猫飼いた~い」と騒いでいたのが、まったくその事を言わなくなっていたのです。
もしかして二人にとって妹は…ペットの変わりなのか~!? でも、それも考え方を変えれば、うんざりするぐらいペットが欲しい欲しい攻撃が毎日続いていたので赤ちゃん誕生は夫婦にとって誠にありがたや~、ありがたやです。


さてさてこのことから、得た教訓がありました。それは、人は夢中になれる事が見つかると依存から解放される事を学びました。スマートフォン依存、ゲーム依存などなど、今は子どもだけではなく大人もハマる依存症は、他に夢中になれる事、楽しいと思える事を見つければ意識がそこに向かい依存から脱却できるのではないでしょうか!
お母さん、お父さん子どもが、または自分がそのような依存にはまっていたら、夢中になれるコトを探しに行きましょう。ペットから赤ちゃんへ! 依存から夢中へ!
と、言う話しを日本PTA協議会研究大会の分科会の質疑応答、討議のなかで体験談として発表しましたら、これが大ウケしまして一躍有名人?とそこまではいきませんが、けっこう評判を呼びまして色んな学校の方々との話題になって交流に繋がりました。
ありがたや、ありがたや!

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