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第2回 魔法の言葉!

♪りうぼうへ行こう ラランララン りうぼうへ行こう ラランララン りうぼうへようこそう~♪
りうぼうへ行くと、この歌が毎日のように流れています。りうぼうのテーマソング「ラララりうぼう」です。
私は3日に1回は家の近くの三原りうぼうへ買い物に行きます。行くたびに♪りうぼうへ行こうラランララン♪を半強制的に聞かされています。繰り返し繰り返し呪文のように、そんなある日のこと、いつものようにりうぼうで買い物を終え、家路に向かっていると、
「♪りうぼうへ行こう ラランララン♪ りうぼうへようこそ~」と、口ずさんでいる自分がいるではないか~~~~~!?
思考は完全にラランララン♪に脳が浸食されてしまった、繰り返しの法則恐るべし。

 さて、この歌を聴いて、ふと遥か遠い遠い記憶の片隅に追いやられていたこと、40数年前の小学6年生の時のことを思い出しました。私大山少年は大の算数嫌いの算数でぃきらんぬーだった。そして友だちのSヒトシ君も同じ算数でぃきらんぬーでした。そんな二人のもとへ赴任して来られたのが担任のスミ子先生でした。そのスミ子先生が1学期最初の算数の時間に衝撃的なことをおっしゃいました。

「皆さん算数ほど簡単なものはないよー」
「算数は科目の中で1番簡単だよ―」


と言うではありませんか。
私とヒトシは異口同音に「シニむずかしーよなー」「簡単ってありえん」と算数でぃきらんぬー二人は先生の言葉に耳を貸さずいつまでも算数でぃきらんぬーだった。
しかしスミ子先生は諦めずに純粋な12歳の我々に「算数は簡単だよ―」と言い続けていました。
そして月日は流れ2学期の終了式も迫るころに算数のテストが行われました。このテストの結果が今でも忘れることのない事が起こったのです。
それはあのヒトシが「タダシー先生が言ってた事は本当だった」
私はその言葉の意味がわからず、「どういう意味か?」と尋ねると、ヒトシは「算数は簡単と思ったら本当に簡単だった」。な、なんとヒトシのテストの結果が100点満点。
愕然とする私に「お前何点か?」「…」この出来事は40数年経った今でも鮮明に覚えている。これをきっかけに中学、高校とヒトシは数学がもっとも得意な科目となった。ここから学ぶことは、3点ある。

1点目は繰り返しの法則「簡単だよ~、簡単だよ~、…」言われ続けた結果が大きな変化を生み純粋な子どもの心に浸透して行った。大切なのは前向きな言葉を繰り返すことである。
2点目は素直に人の言うことを聴く。二人の少年の結果が、その大切さを物語っています。
3点目、熱心な人としつこい人は受け取る側で変わる。

ヒトシはスミ子先生の熱心さに心を動かされ、私はしつこさにうんざりしていたのかな?
さて、このまとめは少し無理やり感もありますが、この教訓を今日も生かし素直に熱心に、子育てを楽しみましょう。

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